Pierrot
(コブクロにしては)チャラめの恋愛を題材にしているものの(笑)
決していやらしくなくて、歌詞もメロディーもどこか聴いていて楽しくなるような曲。
ブログに何を書こっかなぁ~って曲探してる時に久しぶりに聴いたら
テンションあがって何回もリピートして聴いちゃいました。笑
そんなこの曲で個人的に好きだなぁと思ったのは
・アップテンポらしいビブラート少なめの楽しいAメロ
・曲を盛り上げて聴き手を楽しくしちゃうようなBメロのハモり方
・(コブクロにしては)チャラい恋愛を美しい世界にする表現
です。笑
コブクロは代表曲にバラードが多いというのがあってか
個人的には大きな波の綺麗なビブラートが魅力だなって思っています。
なので、それを聞き慣れているからか
ロック調でほぼビブラートを使っていないこの曲のAメロの歌い方が
とてもカッコよく聞こえます。
例えば、1番Aメロの
「メイクだってツボさぁー」
「周りにバレてなきゃいいけどぉー」
の伸ばす部分なんて、何も考えてなければなんとなくビブラートかけてても良い気がするのに、ビブラートなしでさっぱり歌い上げてる感じがめちゃめちゃカッコいいです。。笑
それに対して2番のAメロでは
「気まぐれな君はぁぁ今日もゆるぅぅぅぅい」
という感じで、太字の部分にビブラートがかかっています。
こういう部分で
歌詞に出てくる女の子の揺れ動きやすいきまぐれさとか、ゆるさみたいなものが表現されているのかなぁ、なんて思いました。
(一方で個人的には2番Aメロの「質問でいつかぁーー」のビブラートない伸ばしが最高に好きです。笑)
また、Bメロは基本小渕さんが主メロ、黒田さんが下ハモなんですが
曲が盛り上がっていったり、歌詞のストーリーに展開がある部分でハモり方が変わっていて、聴いててとても楽しいです。
例えば1番のBメロなんかだと
「ただひとつだけ説明がつかないのは」
の太字の部分は、それまでずっと下ハモだったのにユニゾンになっていて
歌詞の中で次にくる「こないだつないだ手と不意打ちのキス」にむけて
これから大事なこと言うよー!!
みたいなアクセントになっている気がしました。笑
そして同じ1番のBメロの
「天地逆転 あの日はずっと 逆さまの景色に君がいた」
の太字の部分の前まで下ハモで、太字の部分が上ハモになることで
主人公が舞い上がって混乱してる様子がさっぱりした下ハモよりも伝わるし
サビに向けても勢いがつくので、まぁサビが盛り上がります。笑
(2番のBメロ、同じ部分の「僕をピエロにだけはしないで!」の上ハモなんて
まさに主人公の心の叫びを表してるみたいでめちゃめちゃ好きです。笑)
この曲の中では、恋人でもないのにキスしちゃうような
コブクロにしちゃちょっとチャラい女の子が登場しますが(笑)
さすが小渕さんというか、そこで描写されているチャラい恋愛が
まぁ全くいやらしく書かれてないのも素晴らしいですね。笑
普通こういうちょっと悪魔的な女子を表現するような曲の歌詞には
多少なりともギラギラした表現だったり、ピンク色臭がするもんなんですが
まぁ雲や月も青く染まってるし
ストールもマフラーもまっ白だし
小悪魔的な女の子が題材なのに、本当に爽やかな色で歌詞の世界観が脚色されています。
また、登場人物の年齢的なものなんでしょうが
キスする場所もファミレスの陰みたいな感じで
ロマンチックな世界からはかけ離れた「ファミレス」という単語が登場してみたり
いやらしさみたいなものがまるでないですよね(笑)
でもだからこそ、この曲を聴いても「チャラい」なんて印象を持つ人は少ないでしょうし、全くこの曲の中でもコブクロらしい、いやらしさのない世界が作られてるんだと思います。
まぁ色々ごちゃごちゃ書きましたけど、
この曲聴いてると楽しいし、だいぶ好きです。。笑
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